ナローベンチは大胸筋の内側に効きません!
こんにちわ!筋トレ基礎の川崎です!!
今回はナローベンチについて話していきたいと思います。
一応段階的にそれぞれの種目について解説していくつもりだったんですが、SNSを見ていて書きたくなることが出てきた時はそれについて書いていこうと思います笑
これもたまーに言っている人がいますよね?「ナローベンチは大胸筋の内側に効く」ということ。
これ「効く」という言葉の定義によっても変わりますが、ここでは「筋肥大のための刺激になる」という捉え方をしようと思います。
あ、さらに「大胸筋の内側に効く」というのも「大胸筋の最大収縮時に負荷がかかる」という捉え方をしています。
そういう意味で「ナローベンチは大胸筋の内側に効く」か考えると全然効かないと思います!
こちらの投稿でもインスタの発信でもたびたび言っている「重力、負荷に逆らう」ということですが、ここもこれが引っかかります。
ベンチプレスはシャフトが真下に落ちるのに対して真上にあげるから筋トレになりますよね?
肩関節水平外転方向に落ちていくシャフトに対して水平内転方向に持っていくから筋トレになります。
ダンベルプレスで考えるとわかりやすいですが、ダンベルプレスの負荷のピークは上腕が地面に対して平行になった時で、そこからあげていくほどに負荷は抜けていき、肩関節の真上に重りが来た時点でモーメントアームが出ないので負荷はゼロになります。だからダンベルプレスでも大胸筋の内側まで効かせたいから最後までダンベルをつけ
るように寄せても負荷はかかっていないので「効かないです。」
これはナローベンチも全く同じ理屈で効かないです。
ナローベンチは通常のベンチより手幅が狭いために肩関節からのモーメントアームが短くなり、代わりに肘関節とのモーメントアームが出るので上腕三頭筋に効きやすくなります。
ナローベンチにしたところで大胸筋への刺激は弱まっているだけで収縮時に負荷が変わるように変化することもありません。
収縮時に負荷をかけたいならトップポジションでケーブルなどで横方向の負荷を与えられている必要があります。
○ではなぜ「ナローベンチは大胸筋の内側まで効く」という間違いが起こるのでしょうか?
それは「ただただ収縮している」というのと「負荷がかかって収縮している」というのをどちらも効いていると思ってしまっているからというのがあるのかな?と思います。
どちらも収縮はしていますが、筋肥大させるためには負荷がその時にかかっていないと行けないのでただただ収縮しているだけでは意味がありません。
何も持たないで手を寄せて大胸筋を収縮させている状態と一緒です。
後はナローにすると通常のベンチよりも水平内転が入るので大胸筋は短縮位にはなるので隆起してきます。
それを効いている。と思ってしまいやすいということだと思います。
ということで「ナローベンチは大胸筋の内側に効きません」
これ一般の方が間違うなら良いですが、トレーナーが言っているのはまずいので「重力負荷」の関係を考えてトレーニングを行っていきましょう!
今回は以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!