『重力に逆らえているか?』を常に考える
こんにちわ!筋トレ基礎の川崎です!!
前回の投稿では収縮様式などの筋肥大させるにはどのようなことを意識してトレーニングをすればいいのか?というところを話していきました。
今回は「重力に逆らえているか?」というところをテーマにして話していきたいと思います。
というのもこれってめちゃくちゃ当たり前なんですが、めちゃくちゃここを守れていないorもったいない人が多いです。
ダンベルやシャフトなどフリーウエイトを使用してトレーニングをしているということはそれらが重力に準じて真下に落ちていくのに対して対象とする筋肉で逆らうからトレーニングになるわけですよね?これができていない人が以外と多いと思っています。
「いや?そんなの当たり前にできてる!」と思う人もいるかもしれませんが、おそらくこれらを理解できている人ほどジムやSNSを見ていて「もったいないなあ〜」と感じることは多いと思います。
一般の方、趣味でトレーニングをやられている方であればできないなくても全く問題ないですが、パーソナルトレーナーでこれを理解できていないと逆に何を基準にトレーニングを指導しているのか?というのが難しくなるくらいです。
なのでまずはここをしっかりと理解していわゆる筋肥大を目的とした「筋トレ」は説明できるようにしていきましょう!
今回はこの「重力に逆らう」という意味を説明するのに例としてわかりやすいアームカールを最初にあげたいと思います。
アームカールの負荷のピークというのは前腕が地面と平行になった時です。ここが肘からダンベルまでの距離(モーメントアーム)がもっとも長いので負荷がピークです。
これが肘の真下にダンベルがある下垂位ではモーメントアームが少しも出ないので負荷が上腕二頭筋にかかっていません。
そこから少しずつモーメントアームが出てきて前腕が地面と平行になった時がピークです。
肘を固定している場合は肘関節伸展方向にダンベルが落ちていく負荷がかかっていますので、それに対して肘関節屈曲筋である上腕二頭筋で逆らっているという形です。
では広背筋のトレーニングであるベントオーバーローはどうでしょうか?
多くの方が体を約45度に倒して行いますよね?そしてそこから肩関節伸展の動きでシャフトなどを自分の体の方向に引いてきます。
これってかなり微妙なことに気づきますでしょうか?
これでは重力は真下にかかっているのに対して自分は斜め方向の動きをしています。
これは負荷に対して適切に逆らえているとは言えません。かなり勿体無いトレーニングです。
ベントオーバーローで広背筋を狙っているなら肩関節屈曲方向に負荷がかかっていて、それに対して肩関節伸展で逆らうから適切なトレーニングになります。
ではベントオーバーローで適切に行うにはどうすればいいのか?というと、上半身を地面と平行まで倒すことです。
その状態で肩関節伸展の動きをすることによって真下に落ちる(肩関節屈曲方向)シャフトなどに対して肩関節伸展で逆らうことになるので適切なトレーニングになります。
このように0点ではないですが、50点、70点のトレーニングになってしまっている方は多いですので改めてしっかりと「重力に逆らう」「負荷に逆らう」ということを意識してトレーニングしてみてください!
今回は以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!